なぜサンプラチナの眼鏡が良いのか?

サンプラチナというのは、あまり聞き慣れない素材ですが、1930年代に開発されチタンが生まれる80年代までは高級な眼鏡素材とされていました。

サンプラチナ(Sun Platinum Metal)は、1930年に加藤信太郎氏により開発された白金色合金であり、
身体との親和性・耐食性にも優れ、長時間大気中に放置してもほとんど変色しません。
研磨後の表面は軟らかい白金色に似た光沢を呈する事より、眼鏡材料、歯科材料に多く使用されていました。

サンプラチナの丸い眼鏡フレームは、昭和天皇も愛用し、一般にも普及していきました。

特性
●耐食性に優れている
メッキしないで磨きのみのフレームも多数生産されていた。

●経年変化が少ない
上記の磨きのみでも輝きが色あせない。長期間使用しても変色しない。

●硬くて頑丈
形状の変化に対する弾性が強く、曲がったりねじれたりしても元の形に戻る性質が強い。

●身体との親和性が高い
肌触りも良く、身に着ける装飾品との相性が良い。

※プラチナ (Pt)との違い
名前はサンプラチナなのですが、残念ながら貴金属であるプラチナは含まれていません。
プラチナは金と並んで価値が高い金属。

サンプラチナは、実際の商品を手にしてみると、肌触りが良く、職人が手間隙をかけて磨きを行った美しい白金色となっているサンプラチナの眼鏡。
しかもその輝きは永く色あせることなく楽しめます。
長い年月、消えることがなかったのは魅力的な素材であり、それで作られた眼鏡は人々を魅了しているからだと思います。

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